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精神疾患から回復した他人の体験談は、死ぬほど役に立たない

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こんにちは。今日は「世の中に溢れている精神疾患から回復した人の体験談」のうち役に立たなかったものの具体例を書いていこうと思います。これらはすべて書籍化されているか、メディアに書かれているか、友人から聞いたものです。最後の場合の「友人」は、ほとんどの確率において100パーセントの善意で私に助言をしてくれるのですが、実際私の病状が良くならなかったどころか、余計に傷ついたものです。

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「親(家族)が助けてくれました」

家庭とは基本的な場所で、多くの人にとって家族は一番大切なものです。私もそう思います。しかし、世の中には例外がつきもので、理解してくれない親、寄り添ってくれない親、愛情がない親、こどもを支配する親など、たくさんの「毒になる親」が存在するのです。
しかし、親はこどもを選べず、こどもも親を選べません。イタリアには「悪い人はいつも妊娠中だ」ということわざがありますが、こどもをしっかり育てられない人ほど妊娠しているかこどもを授かっている、と言う意味です。

「私の彼氏/彼女は私を良く愛してくれます」

精神疾患から回復した人を見ていると、よく見られるケースです。どこからともなくそのような人が現れ、恋に落ち、そして愛し愛されるような幸せな生活を送る。これは女性に多いように感じます。
もちろん愛は素晴らしいことなのですが、しばしば病的になります。たとえば1分おきに電話をかけてしまう、束縛や依存が激しい、好きだからこそ相手を殺したくなってしまうなどです。精神的に不安定な時期に「正しく」人を愛するのは難しいことです。
しかし、信頼していた人から暴力(物理的なものに限りません)を受けることもあり、これがトラウマや別の精神疾患の原因となってしまうこともあります。

「私の経験をブログにしました!(定価80ユーロ)」

世の中には「情報商材」というものがあり、それ全てが悪いものではないのですが、一部法外な値段をとるものもあります。日本では”note”というサービスなどを通して提供され、内容は文庫本1冊にも満たないのに50ユーロを超えるものなどが多くあります。しかし”note”には無料で公開されている有益な情報もとても多いです。
経験を情報商材として売ること自体を否定したいのではありません。それぞれの人生には語られる価値があり、読まれるべきだと思っています。しかし、それに法外な値段をつけ、熱狂的な信者を得ようとするのは、私にはあまり良い印象を抱かないことです。

「精神疾患なんて存在しない!精神疾患は西洋医学の間違い。正しい治療法を知ればあなたもきっと救われる!」

日本には漢方薬(東洋医学によって用いられる、自然の原料を使った薬)というものがあり、それは一部の人をとても助けてくれます。イタリアにはtisanaというハーブティーがあり、多少の不眠や不安を取り除いてくれます。
しかし、この見出しのように言う人が伝えたいのは、このような良心的なものではありません。しばしば陰謀論であり、非科学的な情報であり、医学的に間違っています。そのようなものを信じてしまった結果、余計悪化することもよくあります。彼らは人を救いたいのではなく、言っていることを正当化したいだけにすぎません。しかし彼らは善意で勧めていることがほとんどで、彼らの信念は人を救うことができると信じているのです。

「セックスすれば嫌なことなんてなくなるさ!」

これは確かに事実なのかもしれません。しかし、精神疾患を持っている人がセックスしたいと思うことは稀です。なぜなら日常生活にも大きな支障が出ているのに、日常生活の範囲外のことをする余力はないからです。例えばがんにかかった人で抗がん剤の副作用で寝込んでしまっている人にセックスを勧める人はほとんどいないはずです。
実際に私にそう言ってきた人のほとんどは、セックス依存症で、医学的なケアが必要な人ばかりです。
さらに、虐待や家庭内暴力などで精神疾患になった人達は、セックスすること自体がトラウマになっています。また、アセクシャルというLGBTの一種の人は(私もそうです)、セックス自体が苦痛でることが多いです。

「神様はあなたを愛している。神様があなたを救ってくれる。」

これはクリスチャンの私からしたら事実です。ただ、精神疾患があって戦っている人に対し「神様はあなたの味方だから、決して負けないで」と言われてもまったく聞いてもらえないことは明らかです。
そして多くの場合、こういうことを言う人が目的としているのは新興宗教の勧誘です。ここで具体的な名前を掲載することは避けますが、新興宗教のホームページには、そのような人を対象としたページがあり、積極的に啓蒙を行っています。新興宗教とは、クリスチャンとして認められていない宗教のことで、しばしば過激で、反道徳的で、医学的に間違っています(例えば輸血を禁止している宗教もあります)。新興宗教を信仰している友人で幸せになったと語る人もいますが、それを他人に押し付けないでもらいたいものです。実際彼女は私にしつこい勧誘を行ってきません。

結論

精神疾患から回復するといっても、1人1人病状も環境も違いますし、ほとんど参考になりません。結局頼れるのは「本当に理解してくれる人」つまり家族や友人や医療従事者がこれにあてはまると、驚くほど回復は早くなるのです。
そのため、「この医者は最悪です!」というレビューがいくら多くてもそれがその人の理解者であればその人にとっては機能する医者なのです。逆に「この医者はとても親切です」といわれても、その人に合わない場合も多くあります。精神科における医療従事者(医師や臨床心理士など)は、大きく2通りに分けられます。ただただ傾聴して何時間でも自分の話を聞いてくれる人、もしくは的確なアドバイスをしてくれる人です。私は後者のほうが好きなのですが、これは人により異なります。
あなたが良い理解者と巡り合えることを祈っています。

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