医療観察法について調べていた際に、興味深い論文や研究結果を見つけたためここに共有する。
- 鑑定入院を行う医療機関の水準が問われていない
- 退院までに従来の精神医療と比べ、数倍の時間を要する
- 状況は改善したものの退院ができないが、その理由のひとつは連携すべき機関との調整不良
- 長期入院が起こっている
- 財政的な補償が極めて薄い
- 鑑定入院の期間に適切な医療が行われていない
- 取り調べにおける影響を考慮し、医療を躊躇する側面がある
- 医療観察法による地域処遇が既存の社会資源に依存している
- 指定入院医療機関が住んでいる地域から遠いことがある
- 入院には多大な費用が掛かるが、費用対効果に疑問がある
出典
https://journal.jspn.or.jp/jspn/openpdf/1130050477.pdf
医療観察法の光と影 | CiNii Research
心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律は、2005(平成17)年7月から施行された。現在、5年後の法改正に向けて各方面から意見が発信されているところであるが、それらの多くが、医療観察法の問題点の指摘であり批判的な内容である。本論では、筆者が精神保健参与員として関わった医療観察法事件を通し...
医療観察法の問題点 | CiNii Research
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