ようこそ! / Benvenuti!

This blog is written by a blogger and YouTuber, a university student currently living in Kyoto and Rome, about studying abroad in Italy and other thoughts and feelings.
京都とローマの二拠点生活をしているブロガー兼YouTuberである大学生が、イタリアでの留学生活やその他感じたことについて書くブログです。
Questo è il blog di una studentessa universitaria, blogger e YouTuber che vive a Kyoto e a Roma, che scrive della sua vita da studentessa in Italia e di altre cose che sente.

I miei libri / 出版した本 / My books
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私の仕事と私の夢

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aerial photography of water beside forest during golden hour
Photo by Sindre Strøm on Pexels.com
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私の仕事 – 言葉とその美しさ

私は翻訳者と日本語教師としての2年間の(2020年から)実務経験があります。私の情熱は言語で、現在日本語(母語)、英語、イタリア語を流暢に話します。ほかの言語の習得のため、熱心に勉強しています。日本語は、教えることも習得することも難しいですが、そのぶん情緒的で繊細で丁寧な言語です。それを習得することで、日本という国や日本文化へのアクセスが容易になるだけではなく、自らの感情をより具体的に表現できるようになるでしょう。私が独学で習得したイタリア語は、とても明瞭でシンプルな言語です。嬉しいときはその喜びを表現し、愛しているひとに愛していると伝え、悲しいときにはその傷に寄り添い、怒っているときには豊富な罵倒する語彙でその気持ちを言葉に変えてくれるでしょう。言語はその国の文化、歴史、国民性などを映す鏡で、言語を知ることで異なる文化の中で暮らす世界中の友人をよりよく理解できるでしょう。言語はただの手段や暗記的な勉強ではなく、国境の壁をより低くするための扉であるべきです。私は翻訳や日本語教師の仕事を通して、毎日語学の奥深さと魅力に恋に落ちています。何年学んでも、決して終わることのないこの旅を生涯続けていくことが私の夢です。私は大好きな言語を仕事にできていて、とても満足し幸せです。

もうひとつの夢 – 被災者のそばで伴走したい

私のもうひとつの夢は、被災者の心理社会的支援に携わることです。被災した方にとって、突然の悲劇のあとで歩き始め、人生を再構築することは、とても困難を伴います。なぜなら、災害が彼らから奪ったものは、彼らの生活のすべて―大切なひとの命、暮らした家、街のコミュニティ、仕事、学業など―だからです。彼らを支援するためには、決して短期のボランティアではなく、長期的に彼らの人生の歩みに伴走することが大切だと考えています。なぜなら、彼らの人生は続いていくものであり、災害は決して「一時的な雨」ではないからです。雨が降ることにより、地面がよりやわらかくなり、さらなる災害にも弱くなります。しかし、雨が降ることで草木が育つようにもなります。災害がもたらすことは100パーセントの悲しいことではありませんが、それでも再び歩き出すことはとても難しいのです。そして、私は「防災(Bousai)」をイタリアから世界中に発信したいです。なぜなら、防災により救える命がたくさんあるからです。過去に起きた悲しいことは変えられませんが、同じような思いをするひとを減らすことは、十分に可能です。そのためには、防災教育により、防災という文化を根付かせる必要があるのです。日本の防災のノウハウが伝わった街であるNorciaでは、震災が起きても人的被害が出ませんでした。Norciaからそう遠くないAmatriceでは、防災よりも観光や市民の生活を重視したため、大きな被害が出てしまいました。このことからも、防災の必要性がよくわかるでしょう。国家を変えるのは簡単なことではありませんが、そのためには市民ひとりひとりに防災教育を行い、それがやがて国を、世界を変えるための力になると私は信じています。これが私が代表を務めるNPO Bousai Italiaの活動指針です。

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