こんにちは、ほのかです。
私の知人に大学教授の方がいるので、少し話を聞いてきました。彼女は年収1000万円程度を稼いでいて、それは大学教授にとっては「普通の額」とのことです。
給料を上げるための最短距離は、受験勉強を頑張ること
皆さんは受験勉強の時給がいくらか、ご存知ですか?
このようなことから、受験勉強の時給は少なく見積もっても「4万円」であることがいえるかと思われます。
一番簡単に、そして大きく人生を変えられる方法は勉強
それでも「こんな勉強に何の意味があるのか」と思う方は、このように考えてみるとよいでしょう。
大学を卒業して就職をした場合、転職でもしない限り年収は大きく上がりません。転職をするといっても、それなりの知識がないと待遇が良い仕事はできません。例えばエンジニアになろうとすると、確かにエンジニアは給料が良いですが、一からプログラミングを勉強するのはとても大変です。私はイタリア語を独学で習得して、趣味程度にプログラミング(Ruby, Kotlin, Java)をいじってみましたが、難易度は語学習得の比ではありません。高いお金を出してプログラミングスクールに通い、仮に仕事を見つけたとしても、その仕事の待遇はそれほどよくないと言われています。なぜなら経験や実績が圧倒的に足りていないからです。エンジニアも翻訳者もそうですが、特にフリーランスとなると、経験年数が何年以上でないとそもそも履歴書すら送れないという案件がたくさんあります。

では語学習得ではどうでしょうか。これは言語により大きく違いますが、私のように1年でイタリア語を習得し、イタリアの大学に入ったとします。もちろん、私がイタリアに留学したのは「現地でしか学べないことがあるから」ではありますが、やはりお金がないと生きていけません。お金を得るには働かなければなりません。働くためには労働用の滞在許可書と、働ける場所が必要です。これは後述しますが、実力に比例して得られるものではないのです。
私はこのような記事を書きましたが、イタリアで働くのは容易ではありません。とくに外国人ともなるとビザや滞在許可書の問題もかかわってくるので余計に難しいです。
これがアメリカ、カナダ、オーストラリアなどであれば、ワーホリを受け入れているくらいですから、イタリアと比較しても仕事はあるようですが、それでも「学歴が優秀でも、ビザや滞在許可書の問題で帰国せざるを得なかった」という留学生を私はTwitterで嫌というほど見てきました。残酷なことに、大半の場合、つまり余程ずば抜けた才能があるわけでもなければ、どう頑張っても自国の人には勝てないのです。ビザや滞在許可書の問題はあくまで運とコネだと言い切ることもできます。厳しいようですが、大学で優秀だったからといって就職先が見つかるわけではありません。逆に言えば、それほど優秀ではなくても、仕事が見つかる場合があります。海外就職を目指す場合、日本に帰国しなければならなくなった場合のことも頭の片隅に入れておかなければいけません。
また、イタリア語ができたとして、日本でそれを生かして働ける仕事はそれほど多くありません。私はイタリアの会社で翻訳者として働いていますが、翻訳の案件でも、英語を使う案件のほうが圧倒的に多いです。これがイタリア語よりももっと日本で人気がない言語だった場合、案件の数はどうしても減ってしまいます。
そのため、よりよい待遇を得るために言語を学ぶのは、その言語にもよりますが、コスパとしてはあまり良くないのではないか、というのが私の結論です。もちろん、言語を学ぶことは国際的で複眼的な思考を身に着けるのにも役立ちますし、海外に友達もできますし、日本のことを良く知ることができるチャンスにもなりますし、たくさんの利点があるのですが、少なくともイタリア語の場合は、日本において「就職に大きく有利」になることはまずないでしょう。
大学で働くには、何よりも学歴が大事
偏差値の高い高校に行き、偏差値の高い大学を卒業し、優秀な大学院に行って博士後期課程まで進学すると、大学の教員になるためにかなり優遇されるようになり、後述しますが、年収を大きく上げることができます。「時給10万円」の案件も夢ではありません。
大学教員は、シビアな学歴社会です。
彼女によると、彼女は大阪にある公立大学で働いているのですが、「8割の教授や准教授の学歴は阪大(大阪大学)や京大(京都大学)を卒業していて、大概そこの大学院に進学していた」そうです。Fラン大学から大学教員を目指すことが不可能だとは言いません。実際それに成功した人も彼女の知り合いにはいます。なぜなら、大学教員になるために必要なのは最終学歴(大学院の学歴)だからです。つまり「学歴ロンダリング」を使って優秀な大学院に行くことができれば、まだ可能性はあります。ただ、Fラン大学から優秀な大学院に行くのと旧帝大から行くのでは、大きな壁になることはまず間違いないでしょう。
私がこの記事に書いたように、Fラン大学では研究ができないと言っても過言ではありません。なぜなら「就職予備校」とさほど変わらないからです。研究をして、優秀な卒業論文や学会発表をすることが大学教員になるための近道なので、それをするのが難しいFラン大学では、大きなハンデになってしまうのです。
大学教員の働き方
大学教員は、大学で授業をするだけが仕事ではありません。
大学生や大学院生に研究をするための指導をしたり、大学の運営に関わる会議に出席したりします。ここまでは大学から得る固定給なので、いくら頑張ったところで給料には結びつきません。また、残業が当たり前ですが、たとえ真夜中まで働いても残業代は出ないので、その点では損をしてしまいます。
ただ、外部から講演依頼を受けたり、原稿を執筆したり、学会発表をしたりする依頼が来たりすると、副収入を得ることができます。これは給料の足しになるどころか、実績にもなり、さらに仕事が増えるのです。
当たり前のことですが、これらの依頼は、その辺のバイトや求人サイトに載っている仕事とは比べ物にならないほどの良い待遇です。
Webライターにとって、「文字単価1円」は大きな目標です。
ただ、大学教員の場合、文字単価はそれよりもはるかに高いです。
このサイトにあるように、仮に400文字で3000円を受け取ることができれば、文字単価は7円を超えます。しかもこれは役所の仕事なので、割はよくないといいます。ネットでは調べられませんでしたが、民間の雑誌などでは文字単価10円を超える仕事もたくさんあると聞きます。
ここに質問をしておいたので良かったら見てみてください。
そのため、彼女は大学4年生と高校2年生になるこどもに、バイトなんてしなくていいから少しでも勉強して、それで少しでも人生を楽にしてほしいと日頃から言っているそうです。
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