こんにちは。ほのかです。
誰しも生きていれば、「あの人みたいになれたらいいな」とか「人生、負け組だな」とか、「勝ち組になりたいな」と思うことがあるはずです。隣の芝生は青く見えるというだけではなく、実際に青いのですからしょうがないですよね。
今回は、そんなときの対処法をお届けします。
勝ち組の人は、人よりも努力している
たまたまアメリカで活躍している人についての記事を読んだときに書いてあったことです。
私の知人に東京大学の理科3類(医学部)に合格して国公立大学で教授になった人がいますが、彼女は並大抵ではない努力をしています。もちろん、たまたま国公立大学に教授としての職を見つけたなどの運はあるのでしょうが、少なくとも「人生負け組だ」とふて腐れている人よりは努力をしているのです。彼女の大学院生活は過酷なもので、深夜まで研究をしたり、土日も遊ばずに図書館にこもったり…普通の人の何倍も努力してきたからこそ、教授の職を得られたのです。
だから、この記事の結論は「努力して下さい」でも良いのですが、それでは当たり前すぎるので、ここから持論を展開していきたいと思います。
世界一にならなくても大丈夫
「勝ち組」の人が全員、ギネスブックに載っているわけではありません。仮に東大に受かった人を勝ち組とするなら、彼らはギネスブックには載っていませんし、世界的に名が知れた大企業に勤めている人もギネスブックに載っていません。
ギネスブックに載るためには、どんな大きなことでも小さなことでも、必ず世界一になる必要がありますが、勝ち組になるだけなら、もっと難易度は低いのです。
そう考えるだけでも少しは楽になれるはずです。
世界一にも日本一にもならなくていい。それでも、確かに「勝ち組」「負け組」という考え方は存在します。
それなら、どうしたらいいのでしょう。
野球選手はサッカーに長けている必要はない
「二刀流」で活躍している大谷翔平選手などのような、複数の分野で活躍している人というのは極めてまれなことです。本来は、野球選手は野球だけができればよく、サッカー選手はサッカーだけができればよいのです。歌手なら歌が歌えればよく、作曲するのは作曲家の仕事ですし、作詞は作詞家の仕事です。
大学教授である彼女も、全てのことを知っているわけではありません。あくまでも専門の生物学について人一倍の知識を持っているだけであり(それがすごいのですが)、心理学に関してはまったくの無知に近いです。
まとめると、「勝ち組」と言われている人たちは決して全知全能ではなく、ひとつのことに人一倍努力して頑張った結果としていまの勝ち組である待遇を得ているのです。
自分が勝てるフィールドを見つけ、そこで戦う
しかし、いくら野球だけができればよいといわれても、誰もが野球選手になれるわけではありません。どんなに努力しても勝てない分野は絶対にあります。
私は高校時代、物理が大の苦手でした。物理の先生の教え方のせいでも、問題が悪かったせいでもなく、かといって私のせいでもなく、単純に物理と私の相性が悪かっただけです。それに気づいてから私は、「物理では平均点を取ることを目標にして、得意な英語をもっと伸ばせるように頑張ろう」と決めたわけです。仮に国公立大学を受験するとしても、物理よりは得意な生物と地学を基礎科目として選べばよいのですから。
私が通っているラクイラ大学でこのまま卒業ができるかもわかりませんし、少なくとも英語圏の大学よりは「エリート感」はありません。私がラクイラ大学に合格できたのは他ならない私の努力のおかげです。ただ、イタリアの大学自体の知名度が低いのもあって、決してエリートとはいえないでしょう。(もちろん知名度で大学を選んだわけではなく、ここで学びたいことがあったからですが)
私がTwitterに向いていないせいか、「海外大生」というカテゴリーでは、どうしても勝てないということが分かりました。フォロワーの数や登録者の数を戦闘力とするならば、英語圏の大学でもっと頑張っている人がいます。そのほうが日本人には評価されやすいでしょう。
そのため、私はTwitterで「戦う」のをやめました。
Facebookでは私のことを大事に思ってくれる友達がたくさんいます。Facebookを使っていて、私は新聞に取材されたときのことを思い出しました。私を救ってくれるのは、そして私が「戦う」べきフィールドは、ラクイラ方言やイタリア語、日本語といった言語にあったのです。日本のことをイタリア語で説明したり、イタリアのことを日本語で説明できる人はさほど多くありません。さらに、ラクイラ方言のことを知っている外国人は、もっと数が少ないでしょう。
先ほど「世界一にならなくてもいい」と書きましたが、自分が世界一になれる、ものすごくニッチな分野を探せてそこで活躍できれば、間違いなく「勝ち組」になれるのです。
ニッチな分野は「かけ算」で決まる
とはいっても、誰も知らなくて自分だけが得意な「ニッチな分野」を探すのは大変なことです。
そんなときは、かけ算で考えればよいんです。
たとえば「心理学を学ぶ大学生」と「イタリア語ができる大学生」はたくさんいます。ただ、「イタリア語で心理学を専攻している大学生」はそれほど多くありません。
似たような例を出しましょう。
「野球に詳しい人」はたくさんいます。「YouTubeで活躍している人」もたくさんいます。ただ、「野球のことをYouTubeで説明できる人」はそれほど多くありません。
ほかにも、
「お酒が好きな人」はたくさんいます。「旅するブロガー」もたくさんいます。ただ、「旅する酒好きなブロガー」はさほど多くはありません。
こういったように、100人の中でトップに立てる強みを2つ見つけることができれば、1万人のトップになれます。
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