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「親はこどもの可能性を潰さないで」留学した人が伝えたいこと

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こんにちは。ほのかです。

今日テレビを見ていたら、有り得ない話がされていたのでそのことをブログにします。

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こどもは親の所有物ではない

こどもは親の所有物ではありませんし、親をかっこよく見せたりマウントをとったりするための道具でもありませんが、そのようなことがわかってない人がテレビに出て、こどもの人生を縛ってしまうような発言をすることに憤りを覚えます。

たとえばこどもが東大に入ったからといって、親が賢くなるわけではないですよね。

こどもを留学に行かせてもデメリットは金銭的な問題くらいしかないはずです。

「写真が撮れない」ならオンラインでたくさん話せばいいし、留学に行く前にたくさん話しておけばいい。「淋しい」ならネットなどで友達を探せばよく、そんなつまらない考えでこどもの人生を台無しにするなんて、ものすごくグロテスクなことだと感じます。

「留学はしたいけど日本は好き」というジレンマについて

そのテレビでは「親子で教育移住したら淋しくないじゃないか」というコメントに対して「日本が好きだからそれは嫌だ」と言っていました。

もちろん、日本が好きなのは素晴らしいことですし、それを否定するつもりはありません。

ただ、「日本が好きだから海外には行きたくない」という考え方は、私からすれば視野狭窄以外の何者でもありません。

海外に行くことで海外の良さ、日本の良さがわかるので、日本をより好きになれる可能性だってあるし、海外に出てみたら「海外って素敵な場所だ」と思えるかもしれません。

日本が好きなら、海外に行って「日本の良さ」がどれくらい通用するか、もしくは通用しないかを確かめてみるのも面白いことですよ。意外なところで日本語が使われていたりすると嬉しくなります。遠く離れるからこそ、故郷を恋しく思ったり、故郷にいては見えないものが見えてきたりするのです。これが留学の醍醐味ともいえます。

留学することで、日本にいては決して味わえない素敵な体験ができます。それで「私はこの国に合わないな」と思えばその時点で帰ってくればいいのです。実際に、海外留学や移住を経て日本の良さに気づいた人もたくさんいますし、逆に「日本は地獄だ」と認識する人もたくさんいます。

少なくともそのジレンマをこどもの人生に押し付けることは許されません。

こどもにとっては親が全て

こどもにとって、目の前の白い液体を親が「砂糖」といえばそれは砂糖になり、「塩」といえばそれは塩になるのです。親が「白」といえば白になり、「黒」といえば黒になります。こどもにとって親から見える世界こそがすべてで、それは年を経るごとにいろいろな要素が加えられていきますが、とくに小さなこどもにとって親こそが世界の全て、世界の中心なのです。

親から食事を与えられなかった5歳児は死んでしまいますが、親から食事を与えられなくても15歳になれば自炊ができますし、20歳になればひとり暮らしをしているかもしれません。

しかし、親が「留学するな」といえばそのこどもから「留学」という人生の可能性が排除されるのです。親が「この子とは遊んじゃダメ」といえばそのこどもから「その子と遊ぶ」ことが消えてしまうのと一緒です。

たとえ親に虐待されていても、親の考えが間違っていても、こどもは小さければ小さいほど親の束縛や呪縛から逃れることができません。

少なくとも、高校留学という貴重な機会を逃してしまうのです。留学に年齢制限はありませんが、ワーホリにはあります。それを親という理由だけで失ってしまったら、それこそ親子関係は修復できないほどもつれてしまうでしょう。

留学しなくても人生は変えられる。でも…

「人生を変えたい」という人には、留学だろうが結婚だろうがワーホリだろうが、海外を見てくるということを勧めます。それは旅行でも構いませんが、なるべく長期間、「その国の人」になった気分で見てこられるような方法が良いでしょう。

留学しなくても人生はもちろん変えられます。ただ、留学が一番、人生を変える簡単な方法です。

留学は、志望校に受かってしまいさえすれば、ビザを取ることはさほど難しくありません。就労ビザと比べれば一目瞭然です。就労ビザの場合はまず仕事を探さなければいけませんし、複雑な手続きがあります…

若いうちから「世界」という視点で物事を見ることは、こどもの将来に役立ちます。早い段階で留学できれば帰国子女としてその後の人生で重宝されますし、留学、とくに早期の留学にはメリットしかないです。

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