ようこそ! / Benvenuti!

This blog is written by a blogger and YouTuber, a university student currently living in Kyoto and Rome, about studying abroad in Italy and other thoughts and feelings.
京都とローマの二拠点生活をしているブロガー兼YouTuberである大学生が、イタリアでの留学生活やその他感じたことについて書くブログです。
Questo è il blog di una studentessa universitaria, blogger e YouTuber che vive a Kyoto e a Roma, che scrive della sua vita da studentessa in Italia e di altre cose che sente.

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翻訳者に向いている人、適性がある人

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man in white dress shirt sitting on black rolling chair while facing black computer set and smiling io – 私 – me
Photo by Andrea Piacquadio on Pexels.com
この記事は約5分で読めます。
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皆さんこんにちは。私は2020年から翻訳者として働いていますが、
この仕事に私はとても適性があるなと日々感じています。今回は、既に翻訳者として働いている私が、翻訳者にふさわしい人の特徴を書いていきます。

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1 個人での作業が得意な人

翻訳者はチームワークだとよく言われますが、個人での作業が大半を占めます。そのため、個人で黙々と行う作業が向いている人のほうが翻訳者としてふさわしいです。1人で仕事をしていても平気なほうが、この仕事を長く続けられます。

2 責任を持って仕事ができる人

全ての文章にあなたの名前が載るわけではありませんが、仕事に責任を持ち、しっかりと任務を遂行する人は翻訳者に向いています。「この仕事は給料が低いから適当に力を抜いて行おう」としてしまうと、結局あなたのプロジェクトマネージャーが満足せず、再発注をかけることを余儀なくされます。

3 完璧主義者ではない人

翻訳の仕事には納期があります。そのため、責任をもって仕事を行うのは良いのですが、締め切りを無視して仕事に熱中してしまうと、仕事が納品されず結局これもあなたのプロジェクトマネージャーが再発注をかけざるを得なくなります。そのため、「1週間締め切をオーバーしてできた120パーセントと、時間内に終わった90パーセント」なら、後者のほうが高く評価されるのです。

4 収入が不安定でも生活できる人

翻訳の仕事は、フリーランスである限り(大半を占めます)、収入が月によって異なります。「月収2000ユーロ」ではなく「1単語ごとに0.05ユーロ」という世界なのです。そのため、仕事が少なければ、もしくはレートが低ければ、収入は低くなります。それでも安定して生活できる人のほうがこの世界では喜ばれます。

5 パソコンでの作業が苦にならない人

翻訳の仕事とパソコンは切り離せない関係にあります。CAT ToolというWebアプリケーションやアプリケーションを使うのですが、それはパソコンを使います。そのため、1日の中で大半の時間をパソコンの前で過ごすことになります。それが苦にならない人のほうが翻訳者に向いています。

6 タイピングが早い人

多くの文章をタイピングする必要があるので、タイピングが早く、ブラインドタッチができる人のほうが早く作業を終わらせることができます。しかし、これは慣れと経験が必要なので、やっているうちに習得することができます。

7 バイリンガルやマルチリンガルの人

言うまでもないことですが、翻訳とは例えば英語から日本語に訳すように、複数言語の専門的な知識が必要です。言葉をよく知っていて、細かい表現の違いに敏感であるバイリンガルやマルチリンガルの人であることが、多くの職場で必要とされます。高い言語運用能力と実用的な言語能力、そしてフォーマルな文章やそうでない文章を書ける人を、この業界は必要としています。漫画を訳すための語彙と、公的書類を訳すための語彙は異なります。その両方を使い分けることと、高度な語彙力が必要です。そして、その語彙力は、外国語だけでなく、あなたの母語においても同じことです。

8 わかりやすい平易な外国語で文章が書ける人

社内公用語が英語である会社が多いですが、全員が英語を流暢に話せるわけではありません。そのため、同僚やプロジェクトマネージャーに対し、あまり難しすぎない言葉を選ぶ必要がある場合も多くあります。翻訳の仕事はグローバルなものなので、英語があまり話せない人も多くいます。なぜなら、例えば日本語からイタリア語に翻訳することが多いイタリアの翻訳会社に採用されるために、英語が流暢であることは必ずしも要求されることではないからです。そのため、非英語圏の会社であれば、英語をあまり話せないプロジェクトマネージャーがあなたの担当になるかもしれません。そのため、外国人にもわかりやすい言葉で文章を書くスキルも必要になるのです。また、そのようにして書かれた容易な文章は、あなたが翻訳した作業マニュアルなどを読む人にも良い影響をもたらします。

9 言語に情熱を注げる人

この仕事は、ただ語学力があるだけでは成り立ちません。毎日外国語に接するため、言語が好きであり、言語に情熱を注げる人のほうが長期的な作業に向いています。「それが好きであればこそ、あなたはそれを上達できる(好きこそものの上手なれ)」という日本のことわざがあるように、言語が好き、外国語を学ぶのが好き、母語の繊細な語彙が好きということを満たさなければ、この仕事を何年も続けることは難しいでしょう。そして情熱があれば、多少の挫折や困難も乗り越えることができるのです。仕事で失敗したり、プロジェクトマネージャーからあまりいい言葉を貰えなかったり、いろいろと嫌な思いをすることもありますが、全てではないにしても、情熱があればその困難を乗り越えることができるのです。

10 言語や外国語が好きな人

ここまで長々と書いてきましたが、一番大切なのは、言語が好きであるかどうかです。言葉の敏感な部分を使う仕事ですし、外国語を読むことが苦痛であったらこの仕事は成り立ちません。翻訳者でも知らない言葉に出会うことは多くありますが、その際に辞書を引いて理解することが苦痛でない人、長い外国語の文章を読むことが苦痛でない人、長時間母語以外の言葉に接していることに喜べる人、プロジェクトマネージャーや同僚が外国人でも問題ない人、外国語でコミュニケーションが取れる人など、とにかく外国語を毎日使う仕事です。そのため、それが好きでない限りは、しんどいと思うことのほうが多いでしょう。

最後に

この仕事に高いコミュニケーションスキルは必要ではありません。ただ「報告、連絡、相談」が相応にできれば大丈夫です。騒がしい場所で行う単調作業でもないため、騒音が苦手でも大丈夫です。そして、病弱であっても、自宅から働ける仕事も多くあります。そのため、一般的な接客業に向いていない人でも、翻訳で生きていくことができるのです。私は発達障害があるため、コミュニケーションがあまり上手ではありません。聴覚過敏があるため、騒がしい場所が苦手です。体が弱くすぐに疲れてしまいます。それでも、この仕事を続けることができているのは、まさに翻訳者が私の天職だからです。

仕事をオファーしてくださる方へ: 私はSmartcatというプラットフォームを使っています。

連絡先: https://smartcat.com/marketplace/user/honoka-miki

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