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私と地震とラクイラの話。

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こんにちは。ほのかです。

今日は、私の話をしたいと思います。私がイタリア語を学び始めてから、私の元に起きたたくさんの奇跡についてです。

ではさっそく。

2016年のイタリア中部地震をきっかけにイタリア語を学び始めた私は、いつしか「地震の被災者を支援したい」という夢を抱くようになりました。当時は被害のあまりの大きさに言葉が出ず、「心が凍った」ような状態になっていました。日本では、地震が起きただけでは建物はそう簡単に壊れないし、生き埋めになって亡くなる方もそう多くはないということを体感的に知っていましたし、あの東日本大震災での死者があれだけ多くなったのは、津波のせいなのです。中世から残る美しい街並みが地震によって一瞬で失われてしまったこと、多くの方が亡くなったこと、そして帰省客が多かったため私よりも幼いこどもが犠牲になったこと…とても言葉にはできない悲しさ、くやしさ、無力感、絶望感を覚えました。とはいっても、イタリアのこともその地震のことも何も知らないままでは、どう支援していいか、なにをすればよいのかがまったくわかりませんでした。私はインターネットで来る日も来る日も記事を読み漁りました。毎日2時間はコンピューターの前に向かっていました。イタリア語はまだできなかったので、日本語の記事を一通り読み終わったあとは、BBCなどの英語の記事を読むか、イタリア語の記事を英語に自動翻訳をかけて読んでいました。ちなみに、その結果英語力は飛躍的に伸びたため、学校での英語の点数も上がり、先生にも褒められました。

そのうちイタリア語を真剣に学びはじめ、独学ながらも検定に合格するなどした私は、いつしかイタリア語での記事を読めるようになっていました。このときの喜びは計り知れません。もちろん、イタリア語で書かれた記事が一番多く内容も深いわけです。そうして私はいつしか、「被災者は孤独の中でトラウマと戦っている。たくさんの自殺者が出ている。心理的な問題を解決することが、『心の復興』に繋がる」という確信を持つようになりました。その夢は次第に「心理学をイタリアで勉強したい。そして2009年に地震があり、2016年の地震の被災地ともそう遠くない場所に大学がある。ぜひそこで勉強したい」と思うようになりました。その街はラクイラと言います。人口は約7万人の小さな街です。

そんな夢を持っている私が、2019年にある何気ないツイートをします。

これがそのツイートです。「私は震災の被害の大きさに心を痛めて、それをきっかけにイタリア語を学び始めた。夢をかなえるため、そして被災者を支援するため、ぜひラクイラ大学で学びたい」といった内容です。いま読み返せはイタリア語もかなり間違っていますし、拙い表現になっています。当時はフォロワーが100人くらいしかいなかったのですが、たまたまフォロワーが大学関係者と繋がりを持っていたため、大学関係者にそのツイートを見せたようです。そうすると大学がかなり喜んでくれ、公式Twitterで取り上げられることになりました。その投稿がFacebookに拡散されると、今度は新聞社の目に留まり、新聞社から取材を受けることになったのです。新聞社は全国紙の地方版で、友人達も喜んでくれました。

こちらがその新聞社からの取材です。

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奇跡はここでは終わりませんでした。私は大学の下見と友人達に会うために、2020年1月(ちょうどパンデミックが始まる少し前でした)にラクイラをはじめて訪れます。市民から歓待され、私は取材してくれた方と合うことになり、そこでまた取材を受けたのです。その年の10月、私はラクイラ大学を受験し、無事に合格することができました。

私は今、ラクイラ大学の学生で、心理学を学んでいますが、あのとき培った語学力を生かし、翻訳者としても働いています。翻訳者の仕事は、新しいことばをたくさん学べるとても有意義な仕事です。その過程で得られたお金を貯金し、いつか夢である被災者のためのNPO作成に回したいと考えております。NPOはどのように作ればよいのか、誰が協力してくれるのか、本当にうまくいくのかなどまだまだ未知数なのですが、ラクイラ市民とのこの深い絆があれば、きっと実現できる夢だと信じています。被災者を心理的に支援することはもちろん、日本が過去の震災で培った、世界的にも誇れるレベルの防災についての技術をうまくイタリアやその他の国に提供できたらと思っています。

読んでくださりありがとうございました。

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