これは以前使っていたブログからの再投稿です。
こんにちは、ほのかです。今日は私の友人であり、「被災地を支援したい」という同じ目的で活動している仲間のPaolaさんについて紹介します。
2016年に起きた地震と、2020年にイタリアでも猛威を振るった新型コロナウイルスの影響により、被災者の孤独問題が深刻になっています。彼女が活動しているカメリーノからさほど遠くない街Visso(※こちらの記事によると、車で30分の距離のようです)を取材したこちらの記事では、「(2020年のクリスマスは)仮設住宅の中でひとりで暮らすことを余儀なくされていて、一番悲しいクリスマスだ」と語っています。


イタリアではクリスマスは家族で過ごすもの。伝統的なカトリックの国ですから、とても大切な行事なのです。そのささやかな楽しみさえも許されなかったSAEでの人々のことを思うと、とても泣けてきます。
3密を避け、ソーシャルディスタンスをとる生活。私自身、大学には入学してからまだ行けていません。ラクイラ大学では、2020年10月と2021年4月に「授業を再開する」と通達が出ましたが、結局対面授業は2020-21年度では1週間しかありませんでした。そんな現状でも、なんとかSNSなどを使いこなせる若い人はまだ耐えきれるのですが、これがNokiaのような携帯電話しか持っていない高齢者となると、また話は違ってきます。これは私がSPDCに入院していたときの話なのですが、肌感覚として高齢者がスマートフォンを持っている割合は、日本より低いように感じられます。スマートフォンを持っても使いこなせないから、私に教えてもらいたいと言われたことを思い出します。
そんなイタリアの被災地で、Paolaさんは精力的に活動されています。今回は少しの協力として、日本語で情報を共有したいと思います。
新たな連帯への取り組みを考えるとき、私の夢は、5年間にわたって孤立や社会的な分散を経験してきた人たちのために、社会化と統合の分野を作ることです。今回、私たちはベンチとテーブルを寄付し、カメリーノ(マルケ州にある人口約7000人のコムーネ)とその周辺地域に存在するSAE(soluzioni abitative emergenziali: 2016年イタリア中部地震の被災者が住む仮設住宅)に配布したいと考えています。
そのために、私はもう一度、親愛なる皆さんに助けを求めることにしました。皆さんは、様々な連帯活動を常に応援してくださっていますし、自分の心の一部を寄付することを怠らず、傷ついた土地ではありますが、救済を求める気持ちで心を一つにしてくれています。この連帯と友情の新しいコレクションに貢献したいと考えている皆さんに感謝します。
以下、募金先の情報です。
Intestato a(振込人先): Gerini Paola
Causale(目的): donazione area SAE Camerino
カード情報: CARTA FLASH NOMINATIVA VISA PRENOTABILE Intesa Sanpaolo(Intesa Sanpaoloは銀行の名前でもある)
IBAN (口座番号): IT11Q0306967684511734365289
なお、IBAN(日本の口座番号に相当)などを公開する許可を得ています。
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