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This blog is written by a blogger and YouTuber, a university student currently living in Kyoto and Rome, about studying abroad in Italy and other thoughts and feelings.
京都とローマの二拠点生活をしているブロガー兼YouTuberである大学生が、イタリアでの留学生活やその他感じたことについて書くブログです。
Questo è il blog di una studentessa universitaria, blogger e YouTuber che vive a Kyoto e a Roma, che scrive della sua vita da studentessa in Italia e di altre cose che sente.

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死にたい人へ: 自殺したらどうなるのか、個人的な意見

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未分類
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こんにちは。私は具体的に自殺未遂をしたことはありませんが(自殺未遂の定義にもよると思いますが)、何度も死のうと考え、精神科に入院したこともあります。そのため、自殺ということに関しては、いくらか言えることがあると思うのです。

最初に: あなたもしくはあなたの知っている人に命の危険が切迫している場合、迷わず118を呼んでください(日本なら119)。警察でも構いません。番号は112(日本なら110)です。
実際、救急車を呼ばなくてはならないとき、それは自殺に限ったことではないですが、番号さえ忘れてしまうほどパニックになることはよくあることです。そのため私は書きました。

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「地獄に行って永遠に苦しむ」という意見

多くの宗教では、自殺を防ぐために、「自殺したら地獄に行って永遠に苦しむことになる」「自殺したらいまよりも悪い生活が待っている」「自殺したら幸せな来世は送れない」と言い、彼らは脅すような形で自殺を止めようとします。その方法には一定の効果はあるのかもしれませんが、それは本当につらい人にとって脅しにしかならないと私は思います。
しかし、誰にも死後の世界のことはわかりません。私達は無になるのかもしれないし、悲しみや苦しみから救われるかもしれません。ひょっとしたら、「あなたは自殺するほど苦しんできたのだから、最も良い来世を送らせてあげよう」となる可能性だってあるのです。好んで自殺する人はいません。彼らは十分すぎるほど苦しんだ結果、ほかに方法がないと思い、絶望し、そして自殺するのです。当然自殺は命を奪うことですから、相当の苦痛を与えないと命を奪うことはできません。いろいろな方法がありますが、決して楽な方法はありません。安楽死ができない限り、どの死に方を選んでも楽ではないですし、苦しむことになります。しかし、その苦しみよりも生きている苦しみのほうが大きいと判断した結果自殺が起きるということを忘れてはいけません。

「自殺は罰当たりで許されない」という意見

しばしば、宗教を信じている人は「自殺するなんて神様に失礼だ」「せっかくあなたを生んでくれた両親がかわいそうだ」というようなことを意味します。私はクリスチャンですが、そのようなことは決して言いません。なぜなら、神様は誰もを救うべき存在であり、誰かを追い詰める存在ではないからです。また、両親については、こう反論することができます。「私は自分の意志で生まれてきたのではない。自分の意志とは関係のない理由により私はいまここにいるのだから、私には関係のないことだ」事実、親との関係が精神疾患の原因になったり、自殺する原因になったりすることもあります。私の親は私を愛していて、私はそれに感謝していますし、私も親のことが大好きです。しかし、それは全員に当てはまることではありません。こどもに対して虐待する親、愛情がない親、理解がない親、故意に迷惑をかける親はたくさんいます。

「自殺は一瞬の問題に対する永遠の方法だ」という意見

英語圏では、このような言い回しがよく使われています。”suicide is a permanent solution to a temporary problem” これは「自殺は一時的な問題に対する永久の方法だ」となります。これは罪深いことです。これを言う人全員に悪意があるわけではありませんが、しばしば人を追い詰めてしまう言葉です。信じられないことに、いくつかの相談ダイヤルや支援団体にも同じようなことを言う人がいます。
これを事実だと思える人は、精神的に健康な人だけです。彼らは全ての問題に終わりがあり、解決策があると信じています。そして、その解決策は現実的で、実行可能であることを知っています。しかし、自殺を考えるほど追い込まれている人は、この問題は解決不可能であり、自殺以外に解決方法はないと思い込んでいます。これは「心理的視野狭窄」と呼ばれる現象で、多くの自殺を考える人に当てはまります。
「やまない雨はない」という言葉があります。しかし、雨の中にいる人の一部は、この雨は永遠に終わらないと思っています。そして、例えば簡単なバラックを建てるとか、傘を差すとか、雨が降っていないところに逃げるといった解決策を思いつきません。彼らはこう考えるでしょう: バラックを建てるためにはお金が必要だが、私はそれを持っていない。傘を差すためにはその方法を知らなければいけないが、私は傘の使い方を知らない。雨が降っていないところに逃げるためには飛行機に乗らなければいけないが、私は高所恐怖症なのでそれは不可能だ。私には残された方法がない。だからこの雨の中で凍死するだろう。私が死ねば、もう雨に濡れなくて済む。それならいっそ死んでしまおうか。

http://www.holliseaster.com/p/suicide-permanent-solution-temporary-problem-isnt-helpful/

さいごに

自殺することを考えている人は、間違いなく苦しんできた人です。精神的に健康な人、幸せな人、心が満たされている人が自殺したいと思うことはありません。多くの場合には精神医学や心理学の領域による支援が有効ですし、精神科医(psichiatra)や心理士(psicologo)のもとに行くのが良いのですが、誰もができるわけではありませんし、誰もが改善できるわけではありませんし、何よりもそれには即効性はありません。一番良いのは、頓服薬(症状があるときにのみ服用する精神安定剤)を使用することです。
もしくは、こう考えてみることもできるでしょう。多くの場合、ものすごく強い死への欲求は、1時間程度で少しだけ楽になります。そのため、その1時間を耐え忍ぶことができれば、その後は必ず少しだけ、本当に少しだけですが、楽になれるのです。
以下はイタリアにて有効な自殺相談ダイヤルの一覧です。
Telefono azzurro (per adolescenti: 思春期の人向け)
196 96
Telefono rosa (per donne vittima di violenza: 暴力の被害に遭った女性向け)
15 22
Telefono amico
199 28 42 84
Samaritans (prevenzione del suicidio: 自殺に関する事柄全般)
800 86 00 22

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