こんにちは。Poste Italiane(ポステ・イタリアーネ: イタリアの郵便局)オタクのほのかです。今回は、日本からイタリアに国際郵便を送るとき、もしくはイタリアに在住してからも使える、正しい住所の書き方について書いていきます。
なお、ここでの「正しい」という基準は、Poste Italianeが公開しているPDFに基づいています。
このPDFは https://www.poste.it/standard_composizione_indirizzi.pdf からもダウンロードできます。
では、はじめます。
住所欄に書くべき項目
destinatario(必須)
名前など。
例: MARIO ROSSI(※イタリア人によくある名前の組み合わせ。日本で言う「田中花子」みたいなもの。
aggiuntive
destinatarioをより詳しく説明するための情報。
edificio
建物についての情報。例えば建物の階数、その他scalaやinternoなどの項目があれば記入する。
indirizzo(必須)
住所。後述する。
例: Viale Europa 190
località(必須)
CAP(5桁の郵便番号。ラクイラの場合は67100)、コムーネ(例えばMirandola)、県名略記号の順番で書く。
例: 00144 Roma RM
つまり、要約すると
MARIO ROSSI
Viale Europa 190
00144 Roma RM
となります。
ちなみに、この住所にはPoste Italianeの本社(Sede legale)があります。元のPDFで例として挙げられている住所(ミラノ)は、ショッピングセンターらしく、Poste Italianeに関係がなさそうだったので変えました。
住所の正しい書き方
【正解】
Viale Europa 190
00144 Roma RM
【間違い例その1】
Viale Europa, 190
00144 Roma RM
【間違い例その2】
Viale Europa – N. 190
00144 Roma RM
【間違い例その3】
Viale Europa, 190
00144 Roma (RM)
【間違い例その4】
Viale Europa, 190
00144 Roma – RM
こう書きましたが、実際には、間違い例のように書いても届くことが多いです。
Viaの項目には何を記入すればいい?
住所の入力項目が
Via
Indirizzo
Numero civico
となっている場合、例えば住所が ”Viale Europa 190” だった場合、
Via → Viale
Indirizzo → Europa
Numero civico → 190
となります。
蛇足ですが、ここを訪れた際に、地図ではこの下にあるLago dell’EURから写真を撮ると映えるそうです!

ほかの住所でも見てみましょう。
住所が “Via di Preturo 12” だった場合、
Via → Via
Indirizzo → di Preturo
Numero civico → 12
となります。
ちなみに、ここはラクイラにあるPoste Italianeのうちのひとつです。
コメント / Commentare