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偏った視点から物事を判断しないために

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これはもちろん自戒も込めた記事である。

新型ウイルスの影響により、不安を抱える人が増えた。目に見えないウイルスと戦わなければならず、私達はいつ感染するかわからない。事実、この不安により自殺した人がいるほどだ。デマが拡散されやすいのは、不安を抱えているときだ。

デマにはいくつか種類があり、悪意のあるデマのほか、悪意はないものの間違っている情報であったり、正しいかもしれないが偏っている情報であったりする。情報が間違いやすいのは、伝言ゲームのように、情報がいくつもの人の手を介して伝えられたときだ。

この記事では「差別」について考えてみよう。コロナウイルスは現在では中国が発祥とされているため、中国や中国人への根拠のない差別が加速している。欧米ではアジアに対する憎悪が拡大していることから、この問題はもちろん日本だけではない。

ただ、どうして差別は起きるのだろう?それは、認識はだんだんと偏り、過激になりやすいという人間の性質があるからだと私は思っている。

たとえば、中国に対して差別をする日本人のことを考えてみよう。

もともと人間は生まれた瞬間は差別などしていないため、明らかに成長する過程で憎しみであったり怒りであったり、そういったものを覚えていく。

彼はある日、何気なくニュースを見ていると、中国人が日本に対して悪いこと(たとえば、日本の医療制度を悪用したり、いろいろなものを転売したり)をしていることを知ったとしよう。ただし、健全な心を持っていれば、それがごく一部の人間であることに気付くだろう。そして、中国人でなくて日本人でも制度の隙間をついている人や、転売屋がいることもわかるだろう。例えば私の友人の知人は「精神疾患により、生活保護を受けている(生活保護を受けると病院にはただで行ける)」ため、精神疾患の薬を多量に処方し、過剰服薬(オーバードーズ)している。そしてそれを転売したこともある。そして知るべきは、メディアが取り上げるニュースが必ずしも公平かつ中立なものではないということも知るべきだ。一部のメディアは「中国はこんなにも悪い国で、中国人はこんなにも悪い人だ」ということを訴えるために、あえてネガティブな情報を流している(たとえば保守速報など)。そういったことを知らずに、彼は「中国って悪い人なんだな」と思うようになる。

実際に中国人と知り合って、それから嫌いになった人もいるだろうが、考えてみてほしい。どの国の人であれ「〇〇人は100%悪い人だ」などということはまずありえない。私は小学生のときに外国人からいじめられたが、その国の人が全員悪いわけではもちろんない。悪いのはあくまでも彼であり、もっと言えば彼が私をいじめたことである。逆に「〇〇人は全員いい人だ」というのも同様の理由でありえない。そもそも、「悪い」「いい」という言葉の定義などものすごくあいまいで、その人の価値観によっていくらでも変わってしまうのだ。

人はそれぞれ「正義」があって、争い合うのは仕方ないのかも知れない
だけど僕の嫌いな「彼」も彼なりの理由があるとおもうんだ

SEKAI NO OWARI / Dragon Night

この歌詞の通り、100人いたら100人の「悪い」「いい」の定義があって、それが各々の正義感につながっていく。それはあくまでも相対的な定義なので、一律に批判することもできない。


「ネトウヨ」の反対は「パヨク」だという人もいるが、私は「ポカホンタス」だと思っている。ここではネトウヨを人種差別主義者として扱い、パヨクを左翼として扱う。つまり、人種差別主義者は主義主張に関係なく全員ネトウヨとすることにする。政治的に右寄りの考え方をしているが差別はしていない人と、政治的に右寄りでかつ差別主義者を、ひとつの「ネトウヨ」という呼称で扱うのは無理がある。そして従来の「ネトウヨ=人種差別主義者」というように考えると、「左翼的な考え方をしている人種差別主義者」を見逃してしまうことになる。

ネトウヨであることは悪いことではない。あくまでも(人種)差別が悪いのである。もちろん自国を愛することは素晴らしいことで、それに異議を反するつもりはない。むしろ日本人(あくまでも「一般的な日本人」のことであり、人種差別主義者が自分たちを正当化するために作られた「右でも左でもない普通の日本人」とは異なる。後者はただの虚像だ)はもっと自国を尊重し、誇りに思うべきだと思う。ただ、それはあくまでも「自国を愛するように、他国を尊重できていれば」の話である。

話がそれたが、「ポカホンタス」はいたって害悪な存在である。まずポカホンタスの定義とは、「海外かぶれであり、かつ自国(たいがい日本)をdisる人たちのこと」である。彼らの見方はネトウヨ同様に偏っていて、中立でないことが多い。ただし、ポカホンタスが全員悪いわけではなく、あくまでも「海外は全部素晴らしい!日本は全部だめ!」とだけ主張し、何の対案も出さない人たちのことである。

むしろ海外に対する知見を持っているうえで、「日本はここが問題だからここをこうするとうまくいくよ」と言う人に対しては、ポカホンタスと呼んではならない。ここをごちゃ混ぜにして、「海外にいるんだから日本の事情に口出すな!」と言うのはまたそれでおかしな話だ。むしろ海外にいるからこそ日本の良い面や悪い面がわかることも多々ある。日本の常識は世界の非常識であり、その逆もしかりだからだ。

愛国的な主張をする人が全員人種差別主義者というわけではなく、その逆として反日的な主張をする人が全員人種差別主義者なわけではない。人種差別主義者というのは、「根拠もない情報を」「特定の偏った見方で発信し」「他人の人格を傷つける人」のことなので、データに基づいた情報を、いろいろな立場から発信し、他人の人格を尊重している人たち(たとえば、日本が好きで、日本をよりよい国にするために何ができるのかを考えている人や、海外から日本の問題点を指摘し対案を出す人など)は人種差別主義者ではない。


ここでは主に人種差別について扱ったが、もちろん差別は人種差別だけではない。性差別であったり障害者や高齢者に対する差別などもたくさんある。ただ原理は同じだ。

では、差別的な心を持たないようにするには、何ができるのだろう。

第一に、人々のものの見方というのは、偏りがちだということを知ることだ。自分(たち)が正しいと思うことは簡単だが、実際に正しいとは限らない。メディアが取り上げる情報は必ずしも公平かつ中立なものではないし、メディアが取り上げる情報は何らかの意図があることが多い。特定の集団(たいがいマイノリティ)を叩くためだけに発信されているメディアもある。たとえば、偏った情報を発信することで広告収入を得るネットニュースなどがその例だ。

第二に、なるべく多くの情報に触れ、人に触れることだ。たとえば、新型コロナウイルスの報道を別の言語で見てみると、また違った発見があることも多い。そして多くの人(それもいろいろな考え方を持った人)に触れることがよいのは、どうしても人間は「自分とは合わない考え方を持った人」とは仲良くしようと思わず、「自分と考え方や価値観が合う人」とばかり仲良くする傾向があることだ。ただし、相手が実害を伴う(暴力だけでなく、心理的な支配や束縛なども含む)場合はすぐに避けるべきだが。

第三に、最初に紹介した「情報の偏り」において、SNSはとくに偏りやすいということを知りそれに応じた対策を考えるべきだ。

TwitterというSNSにはとくに、ろ過作用がある。

たとえば下ネタが好きな人がいるとしよう。彼は下ネタばかりをつぶやくので、下ネタが苦手な人はフォローを外すか、そもそもしてこない。そしてリツイートなどでその下ネタが広まると、下ネタが好きな人がフォローしてくる。フォローしてきた人がどんどん過激な下ネタを発信するのを見て、知らず知らずのうちに自分もそうなっていくのだ。

そして気が付いたころには、特定の考え方を持つ特定の集団だけが自分の周りにいるようになる。それを正しく理解していればよいが、大概は自分たちの集団が正しいと思い込んでしまう。ネトウヨやポカホンタスだけでなく、ツイフェミ(フェミニストとは異なる)などもこの例だ。

極端な話、Twitterというのは猫の画像だけをとうこうしていればよいと言っていた人がいたが、本当にそうで、なぜなら猫は誰にとっても癒しであるほか、誰も傷つけないからだ(猫アレルギーの人でも画像ならみられるだろう)。

結論!猫最高!←

ではなく、自分の価値観が必ずしも正しいと思い込まずに、多様な価値観に触れることで複眼的な思考を身に着けよう!というお話でした。

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