こんにちは。ほのかです。私は今2020年というインターネットの時代に生まれた恩恵を最大限享受しています。実際に大学に行かなくてもメールで質問ができる、昔なら高額な国際電話を使っていたことでしょう。
その恩恵の中でも最大のものが、私がイタリアにまだ入国していないにもかかわらず、同級生と会話ができることです。WhatsApp(LINEのようなチャットアプリ)で私たちは繋がっていて、お互いいろいろなことを話しています。
そのグループには私と同じくらいの年齢(私は18歳です)の人もいれば、20代の人もいたり、こどもがいる人もいたりします。全員が学生なのです。日本では高校を卒業したらすぐ大学に行きますが、イタリアでは社会経験を積んでから大学に入ったり、すでに学位を取った人が別のことを学ぶためにもう一度大学に入り直したりしています。それを可能にするのが、年間15万円ほどという格安の学費です。月間15万円ではなく、年間です。
そんなWhatsAppのグループには、カメリーノ大学やサピエンツァ大学を卒業している人もいて、彼らが「ラクイラ大学ってメールの対応が遅いよね」ということを話していました。日本の大学(私がこの4月から9月まで在籍していた大学です)でもそうでしたが、通常メールは数時間のうちに返信が来ます。どうやらカメリーノ大学やサピエンツァ大学もそうみたいで、ラクイラ大学の3年生の先輩も「この大学は事務の対応が遅い」と言っていました。
メールの対応は確かに遅いですし、最悪の場合は1か月待っても返信が来ません。そんなときはFacebookからメッセージを送るのですが、それに対しては大概2日以内に何らかの返事がきます。もしイタリアの大学のメールの対応の遅さにうんざりしているなら、少なくともラクイラ大学の場合は、メールよりFacebookのほうが対応が明らかに早いです。
ただ、「何らかの返事」というのがとてもやっかいで、なぜか3つ質問しているのに1つしか答えが来なかったりします。そういうときは「残りのことに関してはどうなんですか?」とこちらから質問をすると、答えてくれます。ですが何とも言えない回答になっていることも多く、よくたらい回しにされています。例えば「○○に関してはどうですか」とSegreteriaにメールを送ると、「それは△△に聞いてください」と言われ、それで△△に聞くとSegreteriaがその管轄だというのでまたSegreteriaにメールをする。そうすると今度はSegreteriaが答えてくれたり(大概とんちんかんな答えですが)するんです。そしてSegreteriaはなぜか電話もメールも遅い。電話に至っては指定された時間にかけているのに出てすらくれない。こっちがメールの遅さにうんざりしてわざわざ国際電話を使っているのに、です…。
このうんざりするような対応に呆れて、先ほどのサピエンツァ大学の学生はわざわざローマからラクイラ大学まで直接行って質問しているそうです(ローマからラクイラまではバスで2時間程度です)。このブログを読んだ段階で「うんざりする」と思うのであればその後のイタリア留学はストレスにしかなりえないと思うので、そういう人にはイタリア留学をお勧めできません。
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