防災を、世界へ。
「防災」、つまり「災害に事前に備える」という概念。
残念ながら、この概念は世界中に通用しているとは言えません。
私達は2020年に、イタリア中部・ラクイラにて、「防災」の必要性を伝えるためのNPOを設立する予定です。
それは、防災という概念をイタリア、そして世界中に根づかせるためです。
活動にこめた思い
イタリア語には、「防災」という言葉にあたる適切な言葉がありません。
そして、私達の最終目標は、「津波」のように、「防災」を世界共通語にすることです。
そんな思いを込め、ローマ字でbosaiという言葉を使っています。
活動の「2本の柱」
活動は、「防災×心理学」で「ひとを支えてつなげる」ことを目標にしています。
具体的には「防災」で日本の災害対策などを伝えると同時に、心理学で「心に傷を抱えた人たちを癒す」ということです。
被災者や被災者でない人をつなぎ、精神疾患のある人やない人を支え合う。
そういった「コミュニティ」を作ることがNPOの理想です。
なぜ今、「防災」なのか
世界中で大規模な災害が頻発する昨今、できることは何か?
それは「防災」を伝えることだと、私は思うのです。
日本は災害大国だとよく言われますが、実は「防災大国」でもあります。
その技術を生かせば、世界で起こる痛ましい災害を「減災」することができるのです。
なぜ今、「心理学」なのか
私達はただ「災害を防ぐ」ことだけではなく、すでに起きてしまった災害で傷ついた人々を救うことも、「防災」の一部であると考えています。
なぜなら、災害により精神障がいを負われた方々が迎える最悪の結末、つまり「自死」を防ぐことにつながるからです。
そのためには、やはり「同じ思いをした人」でないと、わかりあえない部分もあると思うのです。
だから、互いが互いを支え合う「コミュニティ」が必要となってきているのです。
ひとを「支えてつなげる」
約70億人が暮らすこの地球で、約6000万人が暮らすイタリアという国で、約1億人が暮らす日本という国で……。
どうしたら、そのような「コミュニティ」がつくれるのか?
やはりこの時代には、「ひとを支えてつなげる」ことがたいせつになってくるのです。
そのようなアプリやサイトなどのネットワークを、私達は提供します。

For those who want to die: Personal opinion about what happens if you commit suicide